パターン１〜質問→回答のパターン

最初の話者が質問をして、その回答を選択肢から選ぶパターンがあります。
英語では5W1Hの疑問詞があり、「what」「where」「why」「when」「which」「how」の疑問詞が質問の最初に来ることが多く、ここを聴き逃してしまうと、何の質問かわかりません。
ですから、話者の最初の部分を注意深く聞いておく必要があります。
また、典型的な質問文は頭に入れて置くようにしましょう。例えば、How do you do?などです。これは「はじめまして」という表現で、このような表現は覚えておかないとどうしようにもなりません。

パターン２〜明確な質問をしないパターン

Part2のもう一つのパターンとしては、最初の話者が明確な質問をしていないパターンもあります。例えば以下のような会話です。

「コピー用紙がなくなったんだけど」

「それならそこの棚にありますよ」

疑問詞さえ聴き取れればある程度解答出来てしまう、質問→回答というパターンよりも、こちらの方がどちらかというと難しいかも知れません。最初の話者がどういう状況なのか理解する必要があるからです。困っているのか、愚痴っているのか、喜んでいるのか。両者の話した言葉のほとんどが理解出来ないと解答出来ない場合もあります。
この問題で会話が聴き取れなかった場合、多くはボキャブラリの不足が原因でしょう。単語の意味は知っているが、ネイティブがその単語をどのように発音するのか聴いたことがないという場合もありますが、これも広義の意味でボキャブラリの不足と言うことになるかと思います。